NLP2012 (別視点ver)
また記事更新、inoです。
今度は3/13~3/16に本学で行われた言語処理学会年次大会(NLP2012)に関する記事を。
既に別記事が公開されてますが、別の視点からの記事ということで~
完全に私の視点なので私の感想、という感じにもなりますが(汗
今回、言語音声メディア工学研究室の面々は、ほぼ全員が学生スタッフとして運営に携わりました。
ayayan先輩を筆頭に、受付担当のリーダーtakajin3、口頭発表担当のリーダーwada氏、ポスター担当のリーダーはましょーを中心に運営をしていきました。
=========
さて、3月12日。
私は今回、前記事にあったように、ICAC2ET参加のため日本から逃亡してまして、ちょうど帰国してきました。
基本的に準備とかはノータッチで、他の方々がどうやって準備をしてたのかとか知る由もなく。
翌日から学会が始まるということで、前情報0はさすがにまずいだろう、ということで連絡をとってみると、「マニュアルとかは明日の朝のミーティングで渡すからそれまで待って!」とのこと。
えっ
とか思いましたが、まぁ、既に過去2回、言語処理学会年次大会には参加してるので、なんとなく勝手は分かるかなーとかちょっと楽観的な考えでその日は旅の疲れを癒してました。
そして3月13日。
朝9時からのミーティング。
運営のマニュアル等が配布されて、そこで初めてマニュアルに目を通しました。
( 他の学生さんには、事前にマニュアルは渡していました aya加筆 )
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
なんですかこの本気な運営マニュアルは。
シンガポールに出発する前には、「簡単なマニュアルを作る予定」とは聞いてたけど、今手元にあるのはどう見ても、「簡単なマニュアル」ではなく、「懇切丁寧にきっちり誰が見ても仕事ができるよマニュアル」なんですが・・・(汗
スタッフ参加の学生のシフトも全日程分あるし何この超本気モード・・・ayayan先輩恐るべし・・・
というわけで私は602教室の口頭発表を基本的に担当。テーマセッションがあるため設営から順に。後輩のSake_Piyo氏がサブに入っててそれも安心要素。
マニュアルに会場の設営図的なものも既に用意されていて、前日までに何の会議にも参加できなかったとはいえ特に困ることもなくさくさく準備が進み。
他の口頭発表の部屋はどうかなーとちらちら様子を見に行きつつ。
そしてチュートリアルセッション開始。
大盛況。
口頭発表担当の仕事としては、一定のタイミングでベルを鳴らす(チュートリアルセッションでは必要なし)、発表終了後に質問者のとこまでマイクを持って行くとかそういう仕事がメイン。あとはこのセッションみたく人が多かったらちょっと後ろの人に声をかけたりしてうまいこと席に座ってもらうように誘導すること。
(それにしても、発表者向けには固定マイクしか無かったのがちょっと残念・・・)
私がチュートリアルセッションの中でお仕事をしている中、受付はひっきりなしに人が来ていたようで。そしてポスター担当組はポスター会場の設営をやっていたようでした。このあたりは前記事で補完されているかと~
夕方がきて、そして夜がきて。
翌日のために簡単な打ち合わせをしたりちょっとした休養として雑談したり。
皆帰るのが非常に遅かったですが、無事、1日目は終わりました。
=========
さて2日目。3月14日。
この日は朝7:30集合。・・・私は時間勘違いして8:00に到着しましたが(汗
今日から本会議ということで、当研究室の学生は学生スタッフとしての仕事だけでなく、人によっては発表者としてのお仕事も待っていました。
この日の当研究室からの発表は以下の通り。
P1-34語義情報の利用による感情・感覚に関連したオノマトペのクラスタリング
○黒澤義明, 竹澤寿幸 (広島市立大)
P1-35待遇表現に着目したマイクロブログにおけるユーザのクラスタリング
○畑本典宣, 黒澤義明, 目良和也, 竹澤寿幸 (広島市立大)
P1-36観光ガイドブックへの旅行ブログエントリと質問応答コンテンツの対応付け
○寺西拓也, 野村達二, 平山智子, 石野亜耶, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大)
P1-37アルファベット表記への自動読み付与
○市川博通, 黒澤義明, 目良和也, 竹澤寿幸 (広島市立大)
F2-8CiNiiデータベースを用いた研究動向分析システムの構築
○福田悟志, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大), 武田英明, 相澤彰子, 大向一輝, 宮尾祐介, 内山清子 (NII)
というわけで、本会議初日開始です。
まずは口頭発表セッションの様子。
午後のポスターセッション。
そうそう、今更ですが、赤い名札が言語処理学会年次大会スタッフの証です~
そして、受付や案内は、本会議初日ということで人員を増やして対処。
受付は特に人がいない時間でないと写真が撮れないのでこれはちょうど合間の休憩中といったところですかね。後で聞いたところ、本会議初日は大量に人が来た模様。ほんとにおつかれさまでした。
そうしてなんとかかんとか本会議2日目が終了し、それぞれの業務を終えた時には18時すぎ。
ここで私を含めた何人かは、若手の会参加のため先に離脱。
若手の会、会場は「えびす亭」。この日の前に、何名かで下見に行ったところ、非常に魚がおいしく、良いお店でした。
お刺身や焼き牡蠣といった海の幸を中心とした料理が出ました。
この若手の会の懇親会もayayan先輩が中心となって運営をしてくれました。色んな運営の中心がayayan先輩だったためか、色々な人が先輩の元にやってきてはお話しをしていました。それだけ色々な場で活躍されてるということでしょうねー・・・すごいなぁ、と思った瞬間です。
そんなこんなで大会2日目は終了です。若手の会参加組は翌日がかなりきつい感じになりました(解散が22時すぎ)
=========
3日目。3月15日。
この日も例によって朝7:30に集合。連日の激務に疲労の色が濃くなってきましたね。朝のミーティングでもちょっと皆元気が無いという感じで。
さて、本会議2日目ということで、当研究室からの発表は以下の通り。私もこの日に発表を。
A3-3行政に関するSNS上のコメントの自動分類
○冨永裕太, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大)
D3-3音声情報を用いた医療コミュニケーションにおける不適切発話の検出手法
○栗栖道久, 目良和也, 黒澤義明, 竹澤寿幸 (広島市立大)
D3-4音声対話システムにおける質問応答データベースの分類とその分析
○井上僚介, 黒澤義明, 目良和也, 竹澤寿幸 (広島市立大)
P2-11ブログ中のリンクの評価極性判定
○石野亜耶, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大)
○中本典子, 目良和也, 黒澤義明, 竹澤寿幸 (広島市立大)
というわけで本会議2日目開始です。
まずは口頭発表セッションの写真から。
そういえばこの日に603室(一番大きな講義室)ではプロジェクタ絡みでトラブルがありました。結果的にはなんとかなったものの、その報告を聞いた時には「やばー・・・」と思ったものです・・・。良かった良かった。
そしてポスターセッション。
・・・の前に。ポスターセッションの時間帯は口頭発表セッションは特に行われないため、夜に行われる懇親会の準備が行われました。 ※私は力仕事とか向いてなさすぎなのでこの時間帯のみカメラ担当となってます。
・・・一部どや顔が混ざってますが。
懇親会での目玉・焼き牡蠣のために様々な器具の用意とレモン等の準備を。元々研究室は何故か調理設備が整ってるので、簡単な作業くらいならできたりします。
さてさてそろそろポスターセッションの方に戻ります。
前日に引き続いて大盛況。そして今日も当研究室からの発表が。
そういえば今回の言語処理学会で心残りだったのが、常に口頭発表セッションで仕事していると聞きたい発表とか見れなかったことですかね・・・。運営の大変さを実感しますね。
受付の写真がとても少なくて大変悲しいことになってますが、本会議2日目とはいえ結構人が来たようです。事前申し込みされてない方も結構おられたようで・・・。それでも仕事に大分慣れて来た模様。
更には疲れ果てて研究室でおやすみ状態の人も。
そして懇親会の時間。
竹澤先生による最初の挨拶から開始。そういえばボスがここまで身振り手振りで力説するのって初めて見たような気がする・・・?
懇親会が始まり、その間に学生スタッフたちは牡蠣を焼いたりその他諸々を焼いたり。
まさか学校で牡蠣を焼くことになる日が来るとは思いませんでしたが(汗
慣れた手つきで殻をほいほいと開けていく人もいれば、私みたく殻を開けられない人もいたり・・・
なんだかんだで牡蠣は好評でした。というか懇親会で焼き牡蠣とかかなりのインパクトだった模様です(笑
ある程度時間が経ち、料理があまり気味になると学生スタッフは適当に役割分担しつつ懇親会の料理をつまみに侵入。連日の疲れがたまってきているせいか、よく食べていました。ちょっとはっちゃけたりする人もいて、学会期間中、ある意味思い思いに過ごした時間だったんじゃないでしょうか・・・?
最後にはスタッフ全員で部屋の片付けを。
片付け等が終わり、研究室でちょっと休憩をして、各自解散しました。
この日は23時前後にようやく帰宅開始の人が多く、次の日のことが心配になる時間でした・・・。
=========
さて4日目。3月16日。
最終日です。例によって朝のミーティングは7:30集合でしたが、「え、全然疲れてないんだけど」みたいな表情をしている人はほとんどおらず。ただ、今日を乗り切ればようやく終わる・・・!という空気に。
本会議3日目ということでこの日も当研究室から研究発表がありました。
A4-6Twitterからの被災時の行動経路の自動抽出および可視化
○石野亜耶, 小田原周平, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大)
E5-4特許請求項と詳細説明の自動対応付け
○畝田将登, 難波英嗣, 竹澤寿幸 (広島市立大), 乾孝司 (筑波大), 岩山真 (東工大), 橋田浩一 (産総研), 橋本泰一, 藤井敦 (東工大)
特にayayan先輩は運営スタッフとしてフル稼働の状態で今回2件目の発表です。どこにそんな体力があるのか、と思いつつ・・・
最終日ともなるとちょっと書くことも少なくなって来て(もはや皆仕事に慣れ切ってる上に疲れてるのは当たり前みたいな状況、ついでに写真も少ない・・・)、とりあえず写真をばんばか貼っていきます~
口頭発表の様子。例によって当研究室の発表ですね。
ポスターセッション組のお片づけの様子。パネルは業者とはいえ、机とかはスタッフの手で片付けないといけないため大移動。
受付担当もようやく一段落した模様。
そんな感じで最終日が終わりました。
特に最終日は問題も起こらずにすべての作業が終わったなー、という印象でした。
翌日に他の学会があるとかですぐに部屋が使われるとかでスタッフ側はちょっと混乱状態という感じにもなったりしましたが最終的にはうまく全部終わった印象です。一番最後の机とか椅子の配置をすべて戻す作業の重労働っぷりときたら・・・(汗
全部終わった頃には22時前とかそういう時間でした。(確か。)
開放感でのんびりぐてーーーっとしてる研究室
私の個人的な感想でいうと、シンガポールから帰国して何の準備もなしに突然当日のスタッフ業務に放り込まれましたが、ほぼ完璧と言って良いくらい完成されたマニュアルの存在と、各担当ごとのリーダーの指示とかそういったものがあって特に戸惑うこともなくやれたかなーという感じです。特にayayan先輩には必要以上に負担をかけてしまった感が・・・。とても感謝ですね。ayayan先輩が博士後期課程まで進んでいなければ前期課程の自分やtakajin3が中心となって運営することになっていたと思うと、少なくとも自分はそこまで出来る気がしないなぁ、と。ありがたいことです。
まぁ、それでも、学生生活最後の年にこういったことに参加できたのは凄く良い経験にはなりました。感謝感謝。なんだかんだで3年連続で言語処理学会は参加できましたし。
あ、さすがに運営を二回目やりたいか、と言われるとちょっと・・・(苦笑)
今までの中で一番、過酷な一週間だったので・・・(汗